翻訳のお仕事と翻訳のコツ

日本語が大切なわけ

翻訳するときには、翻訳家の日本語の力が重要です。同じ文章でも、翻訳家が異なれば、まったく違った印象を受ける文章に変化してしまいます。

主語をどうするか

日本語は主語がなくても通じる言語ですが、英語のように必ず主語がないと理解できない言語はとてもたくさんあります。その都度翻訳していくと、かなりくどい表現になってしまうことは否めません。主語をどうするのかという問題は、翻訳作業のなかでも重要なポイントです。登場人物の性格によって、主語をどのようにするのかが変わってきます。翻訳する人が異なれば、キャラクターの性格も変わってくるのです。

的確な情報量

翻訳作業で大切なことが、情報量を的確にすることです。オリジナルと翻訳の情報量が異なっていると、意味が伝わらない翻訳になったり、逆にオリジナルとは違う作品が完成してしまいます。文字や文章の情報量を的確にとらえる能力も翻訳家には求められます。これはセンスといってもいいものですが、簡単に身につくものではなく、これまでどのような本を読んで、どれくらい読書をしてきたのかによって、大きく変わってくるものです。

翻訳するかしないか

オリジナルをそのまま日本語に翻訳してしまうと、わかりにくい表現になることがあります。このバランスをどうとるのかも、翻訳家の力量にかかっています。通常、日本語では言わないような表現を使ってしまうと、とても違和感のある文章に仕上がってしまいますから、オリジナルを変えず、情報量を的確にしたままで、どれだけオリジナルが意図することを訳すかが大切です。

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